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No17.  マルチスリングを使ったSRTリダイレクト

マルチスリングは色々な使い方ができます。

​最近ニュージーランドのあるクライマーが非常に面白い使い方を紹介してくれました。

リダイレクトをする時こんな感じに考えてみましょう。

1. 荷重分散をした方がいいか、荷重移動をした方がいいか?

荷重分散とはクライマーの体重をエイペックスアンカーとリダイレクトアンカーの2ヶ所で支えることです。

荷重分散は便利なのですが、ロープの作る角度や木の強度不足また作業の内容によっては荷重を移動してしまった方がより安全な場合があります。

荷重移動ではクライマーの体重がリダイレクトアンカーに100%移動し、そこがメインアンカーになります。

2. アンカーを離れた場所から回収できた方がいいか?

​地面や樹上の離れた場所からアンカーを外せた方が都合がいいです。

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荷重分散のセットアップ

 

A- DMM センティネル カラビナ

B- DMM リボルバー カラビナ

C- トゥーフェルベルガー マルチスリング

​1) マルチスリングを枝又に回してセンチネルを掛け、メインアンカーの方に向けクライミングロープに掛ける。

2) クライミングロープにバイトを作りリングに通してそこにリボルバーを掛ける。

リボルバーを回してリボルバーのプーリーをロープのバイトに掛ける。

​3) バイトの長さを調節してたるみを取ってからゆっくりとこのリダイレクトアンカーに体重を掛ける。

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荷重移動

iv) バイトをゆるめてエイペックスとリダイレクトの間をたるませる。

v) センティネルをリングの下に挟む。

バイトの部分でロープが滑ればリボルバーを回して摩擦を増やして滑りを止める。

センチネルを回してアンカーリングがセンチネルの狭い部分に当たるようにする。

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回収方法

vi) クライミングロープのスタンディングエンドもしくは別のロープをリボルバーに縛りつける。

vii) バイトを自分の方に引き寄せ、リボルバーを外してからバイトをリングから引き抜いて回収する。

センチネルはロープ上を自分に向かって滑り落ちてくる。

これが世界一の回収方法です!!

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到 達

2:1システムの良いところは形が複雑な枝の間を通り抜けるのが容易なことです。システムが持つ2倍力のお陰で適当な場所まで楽に自分を引き上げることができますし、他の樹上作業も楽にしてくれます。

1:1 システムには倍力がないため、クライマーは同じような事をするのにもう少し苦労するかもしれませんが、体の使い方を工夫したり補助器具を使えば楽になります。

気をつけてほしいことは、 2:1 システムから 1:1 システムに変えることはできますが、1:1から2:1には変えられません。1:1システムで倍力が必要になったら3:1 システムに変えることはできます。

1:1

体の位置を変えたりロープのたるみを取るのに腕力だけに頼るのではなく、一連の動作をうまく利用した別の方法を使うことができます。

1:1 の動作は、まず自分movement usually begins with a slight withdraw of mass to the harness which transfers to the anchor point through the rope and a then manipulation of the climbers centre-of-gravity with harmonious leg and arm movement creates a leveraging MA.

In some cases the lanyard can be used to generate a pendulum like movement which creates a ‘moment’ that can be fed into the belay system.

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2:1

Oリングを組み込んだ2:1システムは両手を使ったボディースラスティングのテクニックを可能にします。 but with automatic slack-tending and is adjustable to form a hitch climber hand-overhand system.

Notice the long eye-splice, when formed in close the splice neck shouldn’t be bent around the bridge ring.

The O-rig can be adjusted while the climbers weight is in the system.

A Wild Country Ropeman can be used to control and hold the ‘O’.

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3:1

This 3:1 can be formed with a Revolver karabiner, midline knot and pinto pulley but here is a drawing of it formed through the Multi-sling re-direct.

You can see how the Multi-sling ‘bight’ means that the system is retrievable. When set-up with the aforementioned equipment on the 1:1 line it can be easily dismantled and turned back into a 1:1 at any distance from the midline knot, not retrievable but revertable.

This year (2015) Shop K and I will look at this and other interesting ideas and

techniques in the new SRT2 workshop, please contact K san for details and dates.

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